私は在職中、静岡県の行政運営について感じていたことが有りました。
それは、それぞれの市町で財政運営が重しとなっていることです。

人口減少対策を競い、他の市町に負けない住民サービスを提供することは大切なことですが、子育て支援などの少子化対策や高齢者福祉などは、市町の予算任せにするのではなく、県が積極的に事業を行うべきです。また、主要道路の整備や防災対策などについても、地域の声が県に十分に聞き入れられていません。

私は地域の皆様から、雇用・子育て・農林業・観光・スポーツ・地域振興など様々な意見や要望を聴いてまいりました。一方では、県の対応もよく見てまいりました。行政に精通していることが私の強みです。

私が愛する御殿場市・小山町は、新東名高速道路等の建設や新たな工業団地の整備、また、民間資本によるホテル等の建設、2020年東京オリンピック・パラリンピック自転車ロードレース会場の決定など、市町発展の非常に大きな追い風を受けております。

私は、地域の声を県政にしっかり届け、御殿場市・小山町がさらに発展し続けるまちとなるよう、全力で取り組んでまいります。

特別支援学級への取り組み
特別支援学級に入級する児童生徒は毎年増加傾向にあり、きめ細やかな指導対応のため複数の教職員が必要となります。御殿場市等では県の助成に頼らず独自に教職員の加配を行っていますが支出も増加傾向にあります。教育環境の充実は本来県が主体的に行うべきでり、県予算による教員の配置若しくは市町への財政支援を求めます。
発達障害者支援への取り組み
平成３０年度に入り沼津市にあった県発達障害者支援センターが廃止され東部の相談拠点がなくなりました。発達障害に対する相談件数は増加傾向にある事から発達障害者支援法に基づく県の適切な対応を求めます。
学童保育への取り組み
小学校入学と共に放課後の子供の預け先が見つからず保護者が離職せざるを得ない「小1の壁」が問題視されています。保護者が働きやすい環境をつくるためには学童保育の充実を図る必要があります。一方、学童保育の現場では職員の人手不足が課題となっています。職員の待遇改善や研修支援等、人材確保に係る財政支援を国県に求めます。

農業所得を向上させ農業後継者の確保、新規就農者の拡大等を図ります。
・静岡県の食料自給率はカロリーベース・生産額ベースで全国平均を下回っています。特に主食用米需要に対する供給量が低いため地産地消を推進します。
・農作業の効率化を図るため、県営経営体育成基盤整備事業や農地中間管理事業の推進、またICT技術や肥料等の活用研究を推進します。
・御殿場コシヒカリのさらなるブランド化や新たなブランド米の研究、農畜産物のGAP認証の推進に取り組みます。
・自然災害発生後、農業施設や農産物等の被害に対し農家の生活再建に向けた県等の救済措置を、農協関係機関と連携し迅速に求めて参ります。
・県産木材の流通を促進するため製材に係る環境整備に努めます。

・２０２０東京オリ・パラ自転車競技開催を見据え県が策定する自転車活用推進計画に基づき、環富士山モデルルート等のサイクルツーリズムの環境整備を推進します。
・御殿場市・小山町を各種スポーツ競技の聖地とする施策を推進します。

・静岡県、神奈川県、山梨県を結ぶ新たな広域幹線道路の整備を推進します。
・（仮称）神山深良線の整備について県事業の実施を求めます。
・県道足柄停車場富士公園線と県道沼津小山線を結ぶバイパス計画を推進します。
・既存県道に係る改良等を推進します。
・御殿場線の利便性向上及び御殿場線各駅周辺の土地利用について、地域と連携し関係機関等との調整を行います。

・県指定急傾斜地の保全整備を推進します。
・県管理河川の護岸整備や洪水対策整備を推進します。

・民有諸権利の擁護と共に自演隊による演習場の安定使用や地元民生の安定のため、国等との調整を推進します。